JAS・USDA・EU認証取得JPMモリンガ農園

農場長の想い

*ある時は、『モリンガが怒っている』
*ある時は『モリンガが泣いている・・・』と云う・・・

農場長の想い

モリンガ樹木の立て直しに励む農場長

モリンガと会話できるって、ほんとう?

JPM農園の顧問職着任以来、八年の間農園を離れた事のない正田関先生が末娘さんの結婚式のため一時帰国の準備をしていた約二年前の事です。 帰国予定日の約10日前にマニラ⇔成田間の航空券を手渡そうとしたのですが、先生は、『有難いのですが、もう航空券は必要ありません!』と言い出したのです。 新郎である相手が気に入らないのか? 破談にでもなったのか?と、喜ばしくない事ばかりが頭中を駆け巡り、「どうしたんですか?」と、弱々しく尋ねるのが精一杯でした。 その時、先生はモリンガの木々を指差しながら、『こいつら、何故かこの頃元気ないんですヨ!』と、娘さんの結婚とは全く関わりのない答えが帰って来ました。 先生の顔を覗き込む私に、『モリンガ達が“ここに居て!!”と言うから帰らない事にした』と言うのです。 続けて、『こんなにたくさんの子供達から頼られたら、一週間もここを離れるわけにはいかない!』とも言いだす始末でした。 「そうですか、それでは・・・」とは言えず、「先生の代わりに私が一週間農園に泊まり込みモリンガの面倒をみますから、お嬢さんの結婚式だけは!」と云う事で、どうにか一時帰国して貰ったのでした。

私達夫婦が泊まり込み3~4日は平穏に過ぎ去りましたが、先生が戻る二日前に予測外のスーパー台風に襲われたのです。 JPM農園はルソン島の南部に位置します。レイテ島で発生した台風がルソン島北部に進行中との予報でしたが、突如南部方面に進路を変えたため我が農園は竜巻を伴った超大型台風の直撃を受けてしまいました。

台風直撃の様子2

悲惨! 無残!!モリンガ樹々

台風直撃の様子3

絶句! モリンガ達と育苗建屋の荒れ果てた姿!!!

風当たりを軽減するため、剪定をし、背を低くしてやる時間的余裕もなく12万本のモリンガ風当たり樹々の内85,000本以上が強風で根っ子をさらけ出し薙ぎ倒されてしまいました。 農園へ戻った先生は、哀れな姿のモリンガの木々を見るなり、『だから、帰国しないと言ったんだ!!』と烈火の如く怒り出したのです。 「何の手当も出来ず申し訳ない」と詫びる私に、『いや!これは私の責任です!!』と自分自身の判断に腹が立っているとの事でした。

台風直撃の様子4

絶句! モリンガ達と育苗建屋の荒れ果てた姿!!!

『松岡さん、本当にここに居てと彼らは言ったんですよ・・・』 目を潤ませながら『お言葉に甘えた私の判断ミス!この子たちに申し訳ない』と言った先生の言葉と姿は一生忘れる事が出来ないでしょう。

『モリンガは人類より先輩です。生きるすべや身に迫った危機を事前に察知するのだと思います。』
『見て下さい、このモリンガ達の根を!一本の根が土に刺さっていれば生き延びられる事を知っているのです。』
『吹っ飛ばされる前に身を挺し、チョット強い風を受けると自分から倒れてしまうのです。利口ですよ!この子たちは!!!』
そして最後に『全部生かしてやる!どの子も死なせはしない!!!』と・・・

台風直撃の様子1

悲惨、無残!!!モリンガの樹々

台風直撃の様子2

被害の甚大さに茫然自失。立つくすJPM農園代表とスタッフ

【高度な日本の農業及び植林技術、広く!そして深い経験と弛まぬ研究心】

高度な日本の農業及び植林技術、
広く!そして深い経験と弛まぬ研究心

正田関 己石先生の指導の下、
播種⇒育苗⇒定植⇒メンテナンス⇒収穫まで
スタッフ一同、一丸となり世界一のモリンガ農園を目指しています。

広く!そして深い経験と弛まぬ研究心

正田関先生の想いと技術力に依り、見事に立ち直ったモリンガたち(台風・大ダメージから4ヶ月後)

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